概要
先日、個人投資家のアドバンテージとして、投資に対する取り組みは自由であること、小さいことは市場に与えるインパクトの観点から有利であること、などをまとめました。
冒頭のFreedom is irreplaceable(自由ってかけがえないよね)という点についてのポイントとして以下をあげました。
- いつでも好きに休める
- 逆に、とことん根を詰めて好きなだけ取り組める
- 投資結果に満足するもしないも自分次第
- 儲けは基本自分のもの
- 損したからってとやかく言われない
もちろん、会社や家族、その他もろもろとの調整は必要ですが、個人投資家ですから、週末・祝日・年末年始を除き一年中空いているマーケットにずっと付き合う必要はありません。
そうだ、バカンスに行こう! 夏休みだし。
アクション
個人投資家のアドバンテージの記事の中で
ポジションをクローズしてバカンスに行くも良し、がっつりマーケットと向き合うも良し。
と書いたのですが、バカンスに行くのに「ポジションをクローズして」と書くのは簡単でも、完全に実践するは難しいです。
バカンス中に株価のチェックくらいはしてしまうかもしれませんが、相場の上下が気になるようだと、バカンスも台無しです。
ポートフォリオの全売却は無理でも、実践できることを考えました。
心理的に抵抗のない順です。
オプションの売り買いともポジションは残さない
オプションは滅多に触りませんが、たまにポートフォリオにスパイスを効かせる程度にポジションをとることがあります。
オプションの売りのポジションを持ったままでマーケットから離れるのは、損失限りないので厳禁です。
また、オプションの買いポジションは時間の価値が時間の経過とともに減価していく類のものなので、これも放置しないようにします。
FXのポジションは全てクローズする
最近では、スワップ狙いでTRY/JPYの買い、たまに自身の相場観でUSD/JPYの買いまたは売りのポジションをとります。
レバレッジが問題になるほど大きなポジションはとりませんが、動くときはサプライズ的に動くので、また株式よりも流動性が高く、再エントリーが容易なためポジションは全て一旦クローズします。
ポートフォリオを見直し、銘柄数を削減する、保有株数を減らす
常に、ポートフォリオの見直しは心がけています。買いたい銘柄が多くて、ついつい業績のフォローが大変になるくらいに増えてしまう傾向があります。
せっかくの機会なので、減らす方向の見直しを2週間前くらいから実施していました。(思ったほど進みませんでした。)
業績の悪化が、一時的な支出や市況の循環によるものであれば良いですが、事業の根本として利益率が悪化し、中長期的に今後の収益を考えた場合、厳しいと判断した会社の株を売却します。
(今回、三晃金属、東京特殊電線、ディーブイエックス、アルビス、オリックス、ヤマダ電機を全売却または保有株数を減らしました。)
またポートフォリオ内で、業界ごとに見た場合の偏りが大きくなっている場合に、少し分散させる意味で保有株数を少し減らします。
(今回、建設・土建のポジション割合が多めになっていたため世紀東急の保有株数を一部減らしました。)
日経225先物の売りポジションをとる
先のポートフォリオの見直しをもっとじっくりやりたいのですが、かけられる時間にも限りがあります。
ポートフォリオ全体のリスクを下げる意味で、ポートフォリオのサイズからすると一部ではありますが、日経225先物の売りを建ててリスクヘッジをします。
バカンス中に、
マーケット全体が下がれば売りを立てておいて良かった、
マーケット全体が上がればポートフォリオ保有株が上がるのでもちろん良かった、
といずれの結果でも、心理面でプラスになることを期待しています。
まとめ
バカンス中に、プールサイドでノートPC開けてトレーディングというのも理想のスタイルですが、今回はバックパックで旅する感じなので、マーケットから極力距離をとりたいと考えています。
上記アクションをとったことで、気持ちの上でもバカンスモードになれるという効果もありました。
結果としてネットのポジションは軽めになっています。
帰ってきて株価が上がっていると結果的には何もしなかったほうが良かったということになりますが、それでも上がっていてくれるほうが良いですね。