対象
書籍:「会社四季報」最強のウラ読み術
著者:渡部 清二(複眼経済塾 代表取締役塾長)
出版社: フォレスト出版
初版発行:2019/2/9
前書き
閑散期です。
議決権行使の機会はおろか、保有株の決算発表も、当分しばらく予定がありません。
せっかくなので、こういう期間を学びの時間にしようと思います。
第一弾として(第二弾があるかわかりませんが)会社の情報のインプットの量と質を上げて、スキルをブラッシュアップしようと、以前から気になっていた本を手に取りました。
著者の渡部清二氏は複眼経済塾の塾長で、私の緩い理解及び表現に頼ると、会社四季報を毎号隅から隅まで徹底的に読み込んで、これという会社の発見と投資アイデアや大局観(文中表現では気づきのテーマ)を得る投資のスタイルを推進されている方、になります。
もちろん、読了後は会社四季報を、隅から隅まで行けるか自信ありませんが、読み込んでみたいと思います。
本書の内容を自身の学びとするため、自身のアクションアイテムという形でまとめました。基本はその流れに沿っていますが、端折っている部分や自身の型にはめに行っている部分が多分にあります。
詳細は、是非、本書を手に取ってみてください。
アクションアイテム
前段
「市場別決算業績集計表」で市場の平均をイメージする
市場別に前期・今期・来期の売上高・営業利益・経常利益・純利益を集計した表です。
- 特に売上高・営業利益について、全体の水準と中小型株の違いをイメージする。
「業種別業績展望」によって各業種の動向をつかむ
先ほどの「市場別決算業績集計表」を業種別にした表です。
- 同じく売上高・営業利益について、伸びている業種、下降している業種をつかむ。
会社別情報(メインパート)
チェックすべきブロックを順に見ていきます。ブロックの説明は省きますが、会社四季報の見方使い方によるブロック分けです。
Aブロック(証券コード・社名)
- その企業がどんな事業を展開していて、構成比や強い事業が何か理解する
- 【特色】欄に書かれたポジティブワードを抽出する
Bブロック(業績予想記事・材料記事)
- 自分なりの視点で、ポジティブ・ネガティブなキーワードに注目し、事業活動の変化を捉える
Eブロック(株式・財務・キャッシュフロー)
- 自己資本比率およびキャッシュフローから、企業の健全性と継続性を測る
Jブロック(業績)
- 前期・今期・来期の売上高・営業利益データを用いて、その伸び率から成長性を測る
- その際、業界別平均との比較で見る
Nブロック(株価チャート・株価指標)
- PERだけでなく、PEG、PSRと併せて判断する
- PERを見るときには、カタリスト(株価の変動を誘発するきっかけ)を意識する
〈補足〉
PEG:Price Earnings Growth Ratio(PERが成長率を反映できないことを調整するため、1%成長率当りのPERを見る指標)【計算例:PER÷(今期・来期平均営業増益率)、単位は倍】
PSR:Price to Sales Ratio(一株当たりの売り上げに対して株価が何倍で変われているか、成長企業の株価の妥当性を見る指標、スタートアップ企業の比較・評価などによく使われる)【計算例:時価総額÷売上高 、単位は倍】
四季報全体を通して
気づきのテーマを未来予測に転換する
- 一冊通して読んだ後に、自身で妄想ストーリーを描いて大局をつかむ
その他:投資家としてやるべきこと
企業に接する貴重な機会として株主総会に出席する
実際に企業を見る機会としてフィールドワークを実施する
まとめ
本書の流れを自身なりに汲んで、
「個別の会社の事業の状況把握および数値の分析の積み上げから、
仮説を通して、マーケットのトレンドや変化(大局観)をつかむこと、そして、
その中できらりと光る成長株・有望株を見つけること」
をアクションの目標にします。
本書の中では、基準とする数値などの説明もありましたが、それは自身でも手を動かしながら考えていきたいと考えています。
また、その他にある株主総会出席やフィールドワークの実施については、いずれも自身がブログのテーマとして取り組んでいることです。
これまでフィールドワークについては成り行き的な部分がありましたが、もっと積極的に取り組みたいと思います。
後記
本書を読み終えた後の感想として、正直、電話帳にしか見えなかった会社四季報が、オーバーですが、宝の山に思えてきました。
次号の会社四季報の発売は2019年9月19日で、あと3週間ほど待てば最新刊が手に入るのですが、せっかく読んだからにはすぐに実践したくなってしまいますよね。
ということで、買ってしまいました。ワイド版です。
次号が出るまでに読破するのが、さしあたりの目標です。
