対象
書籍:「会社四季報」2019年3集夏号(ワイド版)
出版社: 東洋経済
発売日:2019/6/18
前書き
何でこの時期に?
先日、渡部清二氏の「会社四季報」最強のウラ読み術を読み、当然の流れとして「会社四季報」を読破したくなりました。
次の会社四季報の秋号発売の2019年9月19日を待ちきれず、夏号を買って読み始めました。
その際の記事はこちら。
最初はなかなか進みませんでしたが、徐々にペースが上がり10日ほどで1000ページ(約半分)を超えました。
ここらで一息ついて、メモを残して振り返ります。
前半を読み終えてのポイントです。ポイントを頭に入れておくことで、後半の読み込みがよりスムースになる効果も期待しています。
個別の企業の話ではなく、全体としての傾向や一部業界の動向、キーワードなどです。
会社四季報2019年第3集夏号 前半のポイント
全体としての傾向
- 人員不足に苦慮している
- 資材・運賃・人件費が高騰している
- 五輪関連は概ねピークアウト
- 国内自動車向けは概ね好調
- スマホ向けは全般的に低調
- 半導体向けは概ね低調
- リチウムイオン電池関連向けは全般的に好調
- (キャッシュが潤沢?)M&Aに積極的
人員不足に関するキーワード
- 採用・教育の強化
- 働き方改革
- 受注調整
- 施工管理強化
- セルフレジ
- 需要の平準化
- 営業時間の短縮
- 自動化、機械化
- BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)
- 外国人受入
- 技術者派遣
- 物流設備投資
一部業界の動向
建設
- 人員不足などによる落ち込みから、施工管理強化などにより回復基調
- 電線回りは好調だが、基礎土木は低調
サービス
- 直近の落ち込みから回復傾向の会社が多い
- 人材派遣・技術者派遣の引き合い強い
- ネット広告関連は好調
不動産
- 案件の確保(土地の仕入れなど)に苦慮している
- 全般的に直近は好業績
紙・化学
- 脱プラ、キーワード
医薬
- 10月の薬価改定への備えの状況に差がある
- 研究開発費がかさみ業績不振のケースが散見される
その他(サービス、繊維、小売りなどの一部)
- 不動産収益が本業の不振の支えになっているケースが少なくない
- 多角化は太陽光発電事業が人気
後書き
「人は見たいものしか見ない」生き物ですので、業界について偏りや抜け、また情報の曲解も間違いなくあると思います。
また、今に始まったものではない、既に常識となっている話もあるかと思います。
その点については、ご了承いただくとともに優しくご指摘いただければ幸いです。
ある程度覚悟していたとはいえ、会社四季報を頭から読み込むのは想像以上に大変というのが実感です。
次の会社四季報の秋号発売は2019年9月19日で、あと2週間を切りました。
まだ終わったわけではありませんが、このペースでいけば、それまでには十分読み終わりそうです。