【再読】一倉定の経営心得(一倉定)[経営者の方に読んでもらいたい一冊ですが、投資先選びの参考にも] 

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対象

書籍:一倉定の経営心得

著者:一倉定(いちくらさだむ) 

出版社: 日本経営合理化協会出版局

初版発行:1999/6/14

一倉定(いちくらさだむ)氏と書籍について

一倉定氏は、経営コンサルタントとして35年に渡って、社長だけを対象に大中小5000社を指導し、「社長の教祖」的な存在でした。

著書の「一倉定の社長学」シリーズは、多くの社長が社長室の本棚に並べて手元に置いて大事にするほどの名著、経営のバイブルだったと聞いています。

出版されたのは1970年代から90年代にかけてなので、ご活躍されていたのもそのころと思います。

一倉定氏は1999年にお亡くなりになられて、本書は、同年に、これまでの著書を編集する形で、一冊のハンドブックとしてまとめられたものです。

今から5年ほど前に、オリジナルの「一倉定の社長学」シリーズのいくつか拝読させていただく機会があって、その時に初めて一倉定氏を知ったのですが、それらの古書はプレミアムが付いていて手に入れられず、入手できたのが本書でした。

現在は、復刻版として「一倉定の社長学」シリーズ全10巻が販売されています。

10巻で13万円とちょっとお高いのですが、本書であれば3300円(いずれも税別)です。

前書き

閑散期です。

議決権行使の機会はおろか、保有株の決算発表も、当分しばらく予定がありません。

せっかくなので、こういう期間を学びの時間にしようと思い、本書は第三弾です。

第一弾と第二弾はこちらです。

書籍の紹介

「一倉定の社長学」シリーズから

  • 事業活動の本質
  • 最高責任者としての在り方
  • 事業と販売
  • 経営の数字
  • 未来事業
  • 組織と人

という切り口で約100項目のポイントがまとめられています。

紹介したい項目ばかりなのですが、今回は投資対象としてみた場合、こういう会社に投資したいという項目を5つ選びました。

(補足の説明は一部意訳です。)

投資対象としたい会社とは

経営戦略とは

経営戦略とは、「戦わずして勝つ」あるいは「戦わずして優位に立つ」ための事業構造の変革であり、それによって自然に高収益を生むことができるような体勢を実現することである。

確立されたブランド、だったり、特許や高い技術力、だったり、高い参入障壁を築くことができている会社が理想です。

市場の多角化

市場を多角化するということは、どのような会社にとっても優れた企業構造の一つである。

多角化することで、その業界の斜陽化に備えることができます。

ただし、何でも多角化すればよいということではなく、会社の強みや技術の核を十分に理解したうえで、それを他の市場での活かすことが重要です。

理想的な経営構造

理想的な経営構造は、「工場を持たないメーカー」である。

強い営業力と優れた事業開発力を兼ね備え、そこにフォーカスした経営を理想としています。

社長の未来像

すぐれた企業は、必ずすぐれたビジョンを持っている。

経営者の社会的責任として、いかなる場合にも利益を上げて会社を存続させなければなりません。その自覚をIRや社長のメッセージから読み取ります。

優良会社への近道

「小さな市場で大きな占有率」こそ、優良会社になる近道である

過当競争を避け、自らの規模を見極め、強さを活かせる市場で大きな占有率を得ることで、会社のポジションを確立することができます。

後書き

会社の経営者の方にも、未だであれば是非読んでもらいたい一冊です。

そしてもし興味があれば 、「一倉定の社長学」シリーズにまで手を伸ばしていただければと思います。

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