マネックス証券主催のマネックス・アクティビスト・フォーラムに参加しました
日時:2019年5月19日 13:30~18:30
会場:ベルサール秋葉原
参加者:800名程度(推定、一部メディア、ライブ中継もあり)
主な内容は以下のとおり。
アジェンダ
- 13:30緊急公演 広木隆氏
足元のマーケットについて、景気敏感株を推奨
- 14:00開会のあいさつ 松本大氏
マネックス・アクティビスト・フォーラムの意義、ミッション
- 14:10基調講演 藤野英人氏 (レオス・キャピタルワークス)
企業との対話による価値創造
- 14 : 45パネルディスカッション
個人投資家の立場、権利、義務、とるべき対応
- 16:00アクティビストファンド5社のプレゼンテーション
株主としての企業への働きかけ実例
- 18:00閉会
セミナーの模様はマネックスにてオンラインで配信される(されている)そうです。
また、マネックス・アクティビスト・フォーラムの取り組みについて、詳しくはマネックス証券のホームページにあります。
主なポイント
ポイントと思った点をメモで残します。
日本株の評価が低い点について
- 日本の企業は十分に価値を創造できていない
- 現金や有価証券の内部留保が多い(大手機関投資家はそれを6掛けでしか評価していないという調査結果)
- 資本効率の改善余地が多い
- 個人がアクションを取ることで変わっていくことを期待
- 日本のマーケットを変えていくことがこのフォーラムのミッション
個人と会社との関係について
- 個人株主の立場の向上させたい(企業から個人投資家の情報へのアクセス制限やセレクティブディスクロージャーがあるのが現状)
- 個人と会社との関係構築が必要
- 投資先、特に経営者をしっかりリサーチを行うことが重要(経営者が善管注意義務を果たしているか、企業価値の創造を十分に行えているか)
- まずはできることとして、しっかり 株主の権利である議決権を行使しよう
マネックス・アクティビスト・フォーラムの主旨に賛同します
最後にコメントです。
マネックス・アクティビスト・フォーラムの主旨に賛同します。
これに限りませんが、大きく、以下の二点の問題点の改善につながることを期待しています。
一点目は、個人投資家の立場から。大手機関投資家が流動性の観点から投資できないような時価総額の低い企業は、本来個人投資家のアドバンテージが活かせる投資対象であるが、技術力やビジネスモデルが優秀で収益力の高いにもかかわらず、 株主との対話が十分ではないため、低い評価のままとなっている企業が多くあること。
二点目は、日本全体の将来について。藤野さんのスピーチに、「巨大企業が、挑戦していない一方で、安定した就職先として優秀な人材を吸収している。」とありました。仮にそうだとすれば、日本の将来を考えれば、対話を通じて企業を変えていくか、人の流れを
イノベーションに取り組む企業に向かうよう変えていく必要があるだろうこと。