【業績レビュー】1808 長谷工 第102期:2019年3月期 [保有を継続する方向です 引き続きの柔軟な配当政策・資本政策を期待いたします]

1808 長谷工
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対象

株式会社長谷工コーポレーション(マンション建設トップゼネコン)

第102期:2019年3月期

業績レビュー:ROEはピークを打って下がり始め

業績回復の中での上昇からやや停滞気味です。

以下の表は過去13期の利益周りのデータです。(マネックス証券の銘柄スカウターを使って日常的に企業の分析をしています。他に、四半期業績推移・キャッシュフロー推移・業績予想修正履歴・配当履歴など、企業業績の分析に非常に優れたツールです。)

営業利益は2010年3月期のボトムの150億円水準から6倍増。

売上高営業利益率も同期間で3%台から10%超え(この間、売上高は4000億円から8000億水準へ2倍増)。

残念なのは、この10年でのROAの継続的な伸びに対し(2020年3月期予想は下がっていますがそれは先の議論として)、ROEは早々と2016年にピークを打って下がり始めていることです。

(マネックス銘柄スカウターより通期業績推移を引用、単位は百万円)

その要因の一つが、下のグラフの青のバーで表されているキャッシュ(現金・現金等価物)が積み上がっていること、と考えています。(利益の増加に貢献しないキャッシュの増加により、ROEの分子の利益の伸びより分母の純資産の伸びのほうが大きくなってしまっている。)

紫のバーの財務CF(キャッシュフロー)のマイナス(主には配当支払いと借入金の返済と推測)を補って余りある、好調な業績から生じる赤のバーの潤沢な営業CFにより2019年3月期末にはキャッシュが2100億円を超えています。

(表にはありませんが金額の大きさの比較のため。期末の有利子負債は約1200億円、自己資本比率は約50%、時価総額は足元で約3500億円程度。)

(マネックス銘柄スカウターよりキャッシュフロー推移を引用)

アクション:保有を継続

保有を継続する方向です。

来期(2020年3月期)の業績予想は下方で、そのリリース後に売られたこともあり、株価は2018年初の1800円水準から2/3の1200円を切っている状況ですが、そこまで悲観する業績ではないと考えています。

2019年3月期の通期の配当は80円で前期の50円から60%の増配で、一転、来期は60円へ減配見込みですが、逆にその柔軟な配当政策・資本政策を好感しています。

長谷工ではサービス関連事業(マンション管理、大規模修繕、リフォーム、等)に力を入れています。

今後のマンションの老朽化などを考えれば、マンション建設のピークが過ぎた先まで長い目で見ても、十分にビジネスチャンスはあるものと見ています。

引き続きの柔軟な配当政策・資本政策を期待します。

(マネックス銘柄スカウターより配当推移を引用)

(当記事は、投資の勧誘を目的としたものではありません。誤った解釈や不正確な情報が含まれている可能性がある点、ご了承ください。免責事項のリンクも貼らせていただきます。)

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