(当記事の数字や判断は2019年9月時点のものです。投資は自己責任でお願いいたします。)
背景
先日、Gold&Platinumカンファレンス2019に参加して、ポートフォリオにスパイスを効かせる程度でもゴールドやプラチナを買いたくなりました。
カンファレンスの様子です。
その後の検討の結果、ゴールドのETFであるIAU(iシェアーズ ゴールド・トラスト)に投資しました。
その理由とは?
ゴールドをポートフォリオに入れた理由
検討の結果、大きく以下の2点の理由でゴールドをポートフォリオに入れることにしました。
- 景気の先行きの見通し
- 米ドル資産の保有
それぞれについて見ていきます。
理由1:景気の先行きの見通し
良くありません。
米中貿易摩擦とか、日韓問題とか、北朝鮮問題とか、香港問題とか、ニュースとしてはいろいろあるのだけど、
それよりも数値として、GDPの成長率が低下していること、PMIが減少していることを重要視しています。
本格的にリセッションとなった場合に、リスクヘッジとして一部でも値上がりが期待できるグループの資産を持っておきたいというのが、ゴールドをポートフォリオに入れた理由です。
もちろん、リセッション入りなどせず、景気が回復すれば、
ゴールド価格は今よりおそらく下の価格になって、この部分のパフォーマンスはマイナスでも、それはリスクヘッジのコストであり、
ポートフォリオ全体としては、そのマイナスを打ち消してあまりある結果になるはずです。
どっちに転んでもアクションをとったことに関して、心理面でプラスになることを期待しています。
理由2:米ドル資産の保有
米ドルのMMFを保有しています。
米国株を一部売却(利確と損切)して、投資資金として置いているものです。
理由1とも関係しているのですが、先行き円高/ドル安と見ています。
であれば、円転してしまえばよいのですが、為替の相場観はFXで対応したいと考えています。
そこで閃いたのは(というほどではないですが)、米ドルMMFをドル建てのままゴールドETFに替えるという選択肢です。
米ドルMMFからの分配金が無くなった上にゴールドETFの管理経費が掛かりますが、そこは割り切ります。
ドル安になればそれ以上にゴールドが上がるという目論みです。
ゴールドのETFはIAUにしました
米国株投資のためにマネックス証券とSBI証券の口座を使っています。
今回、動かしたかった米ドルMMFはSBI証券の口座の方でした。
SBI証券でドル建てのゴールドのETFは以下の2択です。
ティッカー | 名称 | 運用会社 | 純資産総額 | 経費率 |
GLD | SPDR ゴールド シェア | SSGA | 約380億ドル | 0.40% |
IAU | iシェアーズ ゴールド・トラスト | BlakRock | 約140億ドル | 0.25% |
同じものを扱っているETFを比較する際に、私は(ですが、おそらく一般的にも)運用会社、総資産額、経費率をチェックします。
運用会社はどちらも一流で遜色なし。総資産額はGLDの勝ち、経費率はIAU勝ちです。
総資産額はある程度を超えたら差はないので、経費率でIAUにしました。
まとめ
景気の先行きの見通しが良くないことのリスクヘッジ、また、米ドルMMFからの移管という観点から、ドル建てのゴールドのETFを、
2択の中で、経費率の低い方、ということでIAU(iシェアーズ ゴールド・トラスト)に投資しました。
現時点ではポートフォリオにスパイスを効かせる程度です。
先行きによっては買い増しも選択肢です。