【臨時株主総会の議決権行使と決議の結果】1883 前田道路 2020年臨時 [一株当たり650円の特別配当は賛成割合65.54%で可決] 

1883 前田道路
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概要

前田道路株式会社(NIPPOに次ぐ国内2位の大手道路舗装会社、前田建設工業系列。 )

臨時株主総会:2020年4月14日

インターネット議決権行使:可(三井住友信託銀行)

議決権行使の方法:インターネット

議決権行使の基準

期ごとに毎年実施される定時総会については、例えば剰余金の処分であれば、配当性向、営業キャッシュフローや現預金等の残高とのバランスの観点から、取締役・監査役の選任であれば社外取締役の比率などガバナンスの観点から、以下の基本方針に基づいて議決権行使をしています。

今回は臨時株主総会ということで、基本方針を意識しつつも、以前実施した道路舗装セクターの業界分析を参考に実施いたしました。

招集通知

議決権行使の結果

招集通知と同封されている資料があればそれを基に議決権の行使を行っています。

それら以外では、マネックス証券の銘柄スカウターや当社の決算短信、ある場合には決算説明資料等も参考にしています。

議案: 剰余金の処分の件:賛成

一株当たりの配当金650円(特別配当、総額約536億円)

前田建設工業(1824)からのTOB提案に対抗するもの(焦土作戦)

2020年3月期の予想配当100円の6.5年分相当

現金等残高は約720億円(2019年3月期末時点)

他に投資有価証券約280億円(2019年3月期末時点)

以下の内容で自社株買い実施している

  • 株数:400万株
  • 金額:約100億円
  • 期間:2019年6月1日~2020年2月28日

有利子負債無し(四季報データ 2019年12月末)

自己資本比率71%

営業CFは事業を行っていくうえで十分に安定しており、以下の棒グラフは上記に添付した道路セクター分析時の会社比較(4桁は会社コード)だが、前田道路(1883)の現金等残高は年々上昇し売上高比で4ヵ月相当に迫っている(2019年3月期末時点)。

今回、前田建設工業(1824)からのTOB提案への対抗ということで、経営判断の事由としては望ましいものではないが、今後の事業運営において特段問題になるようには見えない。

提案に同意する。

株主総会における決議

結果:可決

賛成割合65.54%で可決されました。

(前田道路株式会社臨時報告書より抜粋)

道路舗装事業などを手掛ける前田道路は14日に臨時株主総会を開き、総額535億円(1株650円)の特別配当を可決した。ゼネコン準大手の前田建設工業はTOB(株式公開買い付け)で前田道路への出資比率を従来の25%から51%に引き上げ、子会社化している。臨時総会では過半数の株主が賛成し、特別配当の実施が決まった。

日本経済新聞2020年4月14日16:00

特別配当の基準日である2020年3月6日時点では25%保有だった前田建設工業は当然反対として、あと9%は反対票があったということになります。

可能性として考えられるのは、勝手な推測ですが、前田建設工業の株も保有している株主や、他のインタレスト(利害)がある取引先や、会社にお金を残したい従業員持株会など。

長期の機関投資家でも、前田建設工業が過半を保有して子会社化したのちに、前田道路がその現預金を有効に活用して収益の拡大につなげる具体的な絵が見えなければ、現金流出による事業継続リスクがあっても、反対に票を入れるのは難しかったと思います。

順当な結果だったのではないでしょうか。

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