【株主総会出席】1898 世紀東急工業 第70期:2019年3月期 株主提案の資本コストの開示については3割を越える賛成が集まりました

1898 世紀東急工業
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概要

世紀東急工業株式会社(東急グループの道路舗装会社)

第70期:2019年3月期

定時株主総会:2019年6月21日 10時

議決権行使の方法:総会出席

議決権行使

議決権行使の内容は以下の通り。

今回、ストラテジックキャピタルより株主提案があり、企業側の取締役会からの意見表明と合わせ検討し、議決権を行使しています。

会場

メルパルク東京(浜松町駅南口徒歩8分)

席の数は150くらい、出席者は80名ほどでした。

招集通知のアクセス案内では浜松町駅北口からとなっていますが、ややマイナーな南口からのほうが会場は近いです。途中に、世紀東急の本社があります。

株主総会

冒頭に独禁法違反により営業停止処分を受けたことについて、謝罪がありました。

事業報告

報告の形式

説明は、資料の投影∔ナレーションで行われました。

報告内容

内容の詳細については企業の開示資料に譲りますが、メモとして

+受注残は増加している一方、受注高は減少している

+課題として、事業環境の先行きに多くの懸念がある

+課題に対して十分な備えを行っていく(剰余金処分の議案についての前振りと理解しました)

議案決議

議案説明

内容の詳細については企業の開示資料に譲ります。

議案の第3号から5号について、まず議長が説明し、そのあと提案者(ストラテジックキャピタル)が補足をするという形式で行われました。

議長説明

第3号資本コストの開示および第5号第三者委員会の設置については、定款で定めるようなものではない。また、第4号の剰余金の処分については、企業の存続のため内部留保が必要という内容でした。

立場としては真っ向から反対するもので、説明というより反論するための時間でした。議案の説明と企業側の意見、それぞれ大事な内容ですので、きちんと切り分けて説明すべきではなかったかと思います。

定款での定めについては、企業が実行できていないようにみえているからの提案であり、企業の存続のため内部留保については、逆にそのような企業は長く存続できないと見られていることがPBR1倍を大きく割った株価が表していると思います。

せめてどのくらい備えが必要か説明が欲しいと思いましたが、この先の議論のアンカーになってしまうようなことは言わないですかね。

提案者(ストラテジックキャピタル)説明

第3号資本コストの開示および第5号第三者委員会の設置については、(定款に定めてほしいということではなく)実行に移していただいて提案は取り下げることを期待していたとのことでした。

リーズナブルな考え方だと思いますし、提案者が企業側は「株主に対して敵対的に見える」とコメントしていましたが私もそのように感じました。

第4号の剰余金の処分については、将来不透明だから(内部留保として)資本を備えるというのは経営ではない、リスクには想定(シナリオ)に基づいて十分に備えるべき、とのことで、全くもってその通りと思います。

Q&A

ストラテジックキャピタル(ST)とその他1名から質疑が行われました。以下、気になったもののメモです。聞き取りおよびメモの取り間違いはご容赦ください。

その他質問者
その他質問者

大株主に光通信の名前があるが保有の理由はなにか(注:第6位、持株比率3.5%)

企業回答
企業回答

株主として話はしている。業務関係はない。純投資と聞いている。

ST
ST

東急建設(注:第1位株主)は代表取締役会長を当社の取締役に送り込んでいるが、放任ではないか。

企業回答
企業回答

貴重な意見に感謝する。

採決

議案ごとに出席者の拍手によって採決が行われ可決されました。

第3号から5号議案については反対に対して拍手が求められました。(フェアなやり方ではないですね。)

後ろで席を取って座っていた社員株主もしくは取引先株主の(表現が正しいかわかりませんが)サクラと思われる方々の大きな拍手が、何かの終わりのように感じました。

その他

最後に、新体制の紹介が行われました。

11:10に終了。

後記

企業側、提案者(ストラテジックキャピタル)側、それぞれの意見についてはできるだけフェアに書いて、別に自身の意見を書こう書こうと意識していても偏ったものになってしまったのは反省点です。

後から冷静に考えれば、企業側の反論に力も熱意も感じないのは、企業側も自身の発言が本当に正しいと思っているわけではないんだろうなと思います。

最後に議決権行使の集計結果を添付します。第3号の資本コストの開示については3割越え、第4号の剰余金の処分についても3割近い賛成がありました。

(世紀東急工業株式会社 臨時報告書より抜粋)

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