概要
株式会社JALUX
第58期:2019年3月期
定時株主総会:2019年6月14日 10時
議決権行使の方法:総会出席
議決権行使
議決権行使の内容は以下の通り。
経験を積み重ねて議決権行使の方針を練り上げている過程です。少し前に賛否を決めたため、また議決権行使の基準も前のもののため、今やり直したら全て反対の方に変わっていた可能性があります。
戻ってやり直していたらキリがないので、このまま行使しています。
会場
ヒルトン東京お台場(ゆりかもめ台場駅隣接)
台場駅の周りとホテルの中は、海外からの観光客が多く目につきました。
会場に400席くらいの用意がありましたが、出席者は200名くらいでした。会場の出席者とは別に、議決権行使書と引き換えにお土産だけもらってそのまま帰る方もいました。
夫婦で出席されてる方々や年齢の若い女性の出席者が、他と比べて多かった印象です。

当日天気は良かったのですが、ちょうど写真を撮った時に雲が陰ってしまいました。
株主総会
事業報告
報告の形式
説明は、女性のナレーションが入った資料動画をスクリーン投影する形で約10分間行われていました。
報告内容
内容の詳細については企業の開示資料に譲りますが、メモとして
+販売用中古飛行機の評価減(Q&Aの中で仕入れ時の目利きが甘かったと反省の弁がありました)
+8億円の設備投資は主に空港店舗
また中期計画の今後の取り組みをセグメント別に説明していましたが、数値目標のない説明では進捗はわからないし、今後フォローのしようがないなというのが率直な感想です。
議案決議
議案説明
内容の詳細については企業の開示資料に譲ります。
Q&A
計5名からの質疑が行われました。答弁は社長もしくは担当役員が対応していました。以下、気になったもののメモです。聞き取りおよびメモの取り間違いはご容赦ください。

健全な財務基盤の維持という観点で、今期の営業CFがマイナス44億円というのはどういうことか。

期末近くに航空機のエンジン部品の販売があった。来期2019年度に入金されるものなのでビジネス上の問題はない。

銀座に店舗があるティエリー・マルクス・ジャパンの株式を全売却しているが理由を教えてほしい。

収益上の問題があり改善に努めたが結果が出なかったため、やむなく売却した。損失額等については売却先との関係もあり公表していない。

航空関連の売上高営業利益率が低い(0.6%程度)が何か理由があるのか。

航空関連の事業は定価が表に出ている(=仕入れ価格を売却先がわかっている、という意味と理解)ので利益が取りずらい。
取引額を増やして利益額を増やしていきたい。(注:先ほどの評価減の反省の弁はここであった)
採決
議案ごとに出席者の拍手によって採決が行われ、「議決権行使書によるものも含め、賛成多数により」可決されました。
その他
最後に、新体制の紹介と退任する社長の挨拶が行われました。
11:30に終了。
お土産
JALUX取扱商品の詰め合わせです。
お土産を廃止する企業が多く、株主と企業の関係という観点からそれが妥当だと思いますが、このように扱っている商品をお土産にして知ってもらうというのは良いですね。

ヒルトン東京お台場のロビーにて。
後記
総会後はヒルトンお台場ホテル内「唐宮」でちょっと贅沢なランチ。

担々麺、点心、杏仁豆腐のセットで2,197円。
一株主の立場として、著しく利益率の低い事業で取引額を増やして利益額を増やすというのは、リターンの観点から好ましいものではない。経営の立場でも同じなのではないかと考える。
収益力の高い事業にリソース(資金、人、時間)を集中してほしい。