概要
株式会社Amazia(マンガサービス提供会社。フリーミアム型マンガアプリ「マンガBANG!」のサービス提供。)
第11期:2020年9月期
定時株主総会:2020年12月23日 10時
インターネット議決権行使:議案無し(三井住友信託銀行)
選択した議決権行使の方法:議案無し、総会出席のみ
議決権行使
議案無しのため議決権行使はありません。
会場
渋谷ソラスタ コンファレンス4A(渋谷駅徒歩6分)
新型コロナ対応のため、3人掛けのテーブルに1人ずつ左右交互に座る形で20席ほど準備されていました。
出席株主は14名ほどで若い方が多かった印象です。スタッフの話だと昨年も同じくらいの規模とのことでした。

株主総会
事業報告
報告の形式
議長である社長が口頭で、監査報告と報告書については記載の通りということで省略し、続いて事業のハイライトをスライドとともに説明されました。
報告内容
主な内容は以下の通りです。
2020年9月期の実績について、
- 結果として増収増益(それぞれ+100%超え)だが、下半期は新型コロナの影響が大きかった。
新型コロナ禍における事業継続について、
- 在宅・リモートで問題なく進めることができた(できている)。
- 出社と組み合わせて柔軟に対応している。
新型コロナ禍における事業環境について、
- 他社との競争が激化しており、当社も積極的な販促を実施していく。
- 巣ごもり需要増の恩恵を受ける一方、広告収入の単価下落の影響もありプラスマイナスミックス。
今期の増収減益予想について、
- 売上高営業利益率10%以上を目標としており、それを超えた分については売上増を優先し販促に充てることを念頭に置き予想を作成している。
4点の成長戦略ついて、
- マンガBANG!の再成長
- オリジナル作品の制作体制強化
- M&Aの積極化(これまではあまり取り組んでこなかった)
- Palfe(女性向けマンガアプリ)、海外サービスの展開
議案決議
議案説明
議案無しにつき、そのままQ&Aに進みました。
Q&A
数件の質疑が行われました。以下に概要を記していますが、聞き取りおよびメモの取り間違いはご容赦ください。(括弧)内は筆者の理解に基づく補足です。

(説明にああった)M&Aの時期はいつごろを考えているか。
また、社長の見立てとして今の株価は魅力的な水準か。

M&Aの時期については出来るだけ早くと考えている。相手のあることだが、積極的に進めたい。
株価については需給によると思うが、下落が続いていることは認識している。(市場では)巣ごもり需要の高い期待があるが、(先にも説明した)プラスマイナスがあってそれに応えられていない。

5年後はどのような姿を目指しているか。

社内で話している内容として、売上は200~300億円(補足:今期予想は90億)の規模で、(今より)事業の幅を広げたグループ企業というイメージで考えている。

M&Aの対象企業の優先順位はどのように考えているか。

優先順位として、まずはWeb(とアプリ)の強化、続いてコンテンツホルダーとして出版社などを想定している。
採決
議案無しのため採決はなく、そのまま閉会となりました。
閉会時間をメモし損ないましたが10:30頃だったと思います。
後記
役員は全体的に若く伸び盛りの会社のようです。社長は比較的貫禄がある感じでしたが、Q&Aの際の話し方が早く、焦り気味に見えました。
業績について、事業の拡大は続いていますが、株価が軟調な中で11/10に発表された今期予想が増収にもかかわらず減益だったこともあり、その後も株価の下落が続いています。
説明にもあったとおり、売上高営業利益率の目標10%を超えた部分は事業拡大のための販促に使うとして、その10%を利益予想としてある意味機械的な作成であるという点については理解しておく必要がありそうです。
アイキャッチは総会会場の入口です。2019年に出来たばかりの渋谷ソラスタにあるカンファレンスルームでサイズは小さめですが、以下のようなスペースがあったり小洒落たものでした。
