概要
DIC株式会社(印刷インキの世界最大手、旧大日本インキ化学工業。)
第122期:2019年12月期
定時株主総会:2020年3月26日
インターネット議決権行使:可(三菱UFJ信託銀行)
議決権行使の方法:総会出席
議決権行使
議決権行使の内容は以下の通り。
会場
COREDO室町1
日本橋三井ホール (三越前駅直結)

株主数は3万人超えと多いので混んでるようだったら議決権行使書だけ置いて出てこようかとも考えていましたが、心配及ばず690人入る会場で出席者は100名くらいでした。
席も離して配置するなど気配りがなされていました。

株主総会
事業報告
報告の形式
スライド投影資料をベースに事業報告と、社長から対処すべき課題について説明がありました。
報告内容
中国の規制や貿易摩擦の影響などによる減収減益で2019年12月期は減配でしたが、2020年12月期は現状では110円への増配を見込んでいるとのこと。
また、対処すべき課題としてはBASF事業の買収によるシナジーを実現させることと話がありました。
議案決議
議案説明
議案については、上に貼ってある議決権行使をよろしければご参照ください。
Q&A
数名からの質問に応じる形で質疑が行われました。以下、気になったもののメモです。聞き取りおよびメモの取り間違いはご容赦ください。(括弧)内は筆者の理解に基づく補足です。

1~3月の足元の状況はどうか。新型コロナの影響や原油急落の影響など。

見込むのは困難だが、現状は低迷も大方は低めの計画通り。
2Q以降は自動車工場の停止など大きなインパクトがある。一方、生活必需品(パッケージ)はそこそこ。
原油急落による原料価格の低下はプラス。

中計達成は厳しいのではないか。見通しは。

自動車復活が前提となるが、買収の利益貢献が見込める。新型コロナの影響もあり、(利益貢献の)数値を見込むのは難しい。

BASF事業の買収によるシナジーとは具体的に。

製品の補完性が高く、技術力のシナジーも見込める。
EUのレギュレーションの知識も。
採決
議案ごとに出席者の拍手によって形式的に採決が行われ可決されました。
10:46に閉会。
後記
総会前の会場ではDIC岡里帆さんの動画が流れていました。初めて拝見しましたが、化学大好きが前面に出ていていいですね。
BASF事業の買収によるシナジー実現を期待します。
アイキャッチの画像はCOREDO室町1の向かいの江戸桜通りの桜です。満開まであと少し。
