概要
パラカ株式会社(時間貸駐車場の開拓・運営と管理、コンサルティング。)
第23期:2019年9月期
定時株主総会:2019年12月18日 10時
インターネット議決権行使:不可(三井住友信託銀行)
議決権行使の方法:総会出席
議決権行使
議決権行使の内容は以下の通り。
会場
東京ミッドタウン・タワー カンファレンスルーム7(六本木駅直結)
出席者は40名くらいでした。

株主総会
事業報告
報告の形式
スクリーン投影とナレーションによる説明がありました。
報告内容
対処すべき課題として
- 解約リスクの低減
- 収益リスクの低減
- オペレーションスキルの向上
- 営業力の強化
に注力していく、と説明がありました。
また事業の詳細については総会の後に、事業説明会(後述しています)で説明がありました。
議案決議
議案説明
議案については、上に貼ってある議決権行使をよろしければご参照ください。
Q&A
4
4~5名から質疑が行われました。以下、気になったもののメモです。聞き取りおよびメモの取り間違いはご容赦ください。(括弧)内は筆者の理解に基づく補足です。

新株予約権について
利益要件として(固定資産の売却でかさ上げできる)当期利益ではなく営業利益を基準とすべきではないか。
発行数が7%水準で希薄化の懸念があるのではないか。

利益基準については意見として承る。
発行数については10%未満であれば問題ないと認識している。これ以上ストックオプションを出すつもりはない。

一部上場としては(株式の売買の)流動性が低い。
ファンづくりの積極性が足りないのではないか。

(流動性が低いことについて)事実として認識しているが、長期保有目的の株主が多いからではないか。優待によって株主数は増えている。
株式分割は現在の株価水準から考えていない。
対応は検討する。
採決
議案ごとに出席者の拍手によって形式的に採決が行われ可決されました。
10:44に閉会。
事業説明会
株主総会に続いて、同じ会場で事業説明会が行われました。
一部、帰られた方もいらっしゃいましたが、概ね残っていたように思います。
事業説明
91ページにわたる資料による説明がありました。以下、メモを取った点です。
- 土地+建物の資産は244億円で、7.6%の利回り
- 賃借駐車場と保有駐車場があるが、保有駐車場の割合は15%だが粗利益では46%を占めている
- 純利益のうち一部を配当に充て、残りを保有駐車場への投資とすることで、純利益を拡大し増配へつなげる
また、まもなく導入される予定の駐車場アプリについての説明とデモが、続いて、再度のQ&Aのセッションがありました。
Q&A

期末の現預金が以前よりだいぶ増えているが。

保有駐車場を増やしたいと考えている(そのための投資予算)。
また、今期(2019年9月期)に売却した駐車場の利益が15億円あり、翌期に5億円の税金を支払うため。

(説明があった7.6%の利回りについて)以前の8%台から下がっているが。

新規に購入した分が利益に貢献するまでのタイムラグがあるためである。

賃借駐車場のうち、(一定の賃料を支払う)固定方式と(売り上げによって配分を決める)還元方式があるが、どのような方針で決めているか。

基本的には(その土地の)オーナーの意向で選択する形になっている。
後記
株主総会に加えて事業について説明会を実施していただけるのは、株主としてありがたいです。
社長が若く、全体的に質問者に押されていましたが、それを会長からの補足説明でサポートしていた姿が印象的でした。
会場は東京ミッドタウンということでやや贅沢な感じで、アイキャッチの画像は建物の外観です。紅葉がきれいでした。
