概要
エコス株式会社
第54期:2019年2月期
定時株主総会:2019年5月23日 10時
議決権行使の方法:総会出席
議決権行使
議決権行使の内容は以下の通り。
会場
フォレスト・イン昭和館(青梅線昭島駅から徒歩7分、シャトルバス送迎あり)
場所は都内の中でも郊外の方ですが、天候にも恵まれ、周りに緑も多く気持ちの良いところでした。
会場に450席くらいの用意がありましたが、出席者は100~150名くらいでした。
株主総会
事業報告
報告の形式
説明は、女性のナレーションが入った画像のスクロール動画をスクリーン投影する形で行われていました。
壇上横一列に並んだ取締役・監査役の前にもモニターが置かれていて、それを見ている様子から、もしかしたら初めて見ているのではないかと思われるメンバーも見受けられました。
報告内容
内容の詳細については企業の開示資料に譲ります。
全体的に決算の財務諸表の数字をひとつひとつなぞる画像の繰り返しで、形式として何かしら必要なのかもしれませんが、表を提示すればわかる話で、あまり意味があるようには思えませんでした。画像としてビジュアライズするのであれば、せめて表やグラフで過去からの推移などで示す方法もあるのではないかと思います。
また、社内では、例えば以下のような数字について議論しているのではないかと思いますが、
- 店舗当たりの来店者数とその推移・傾向
- 客単価(商品群別、地域別、傾向、など)
普段、経営陣の間でどのような議論をしているのかの一端を見せるためにも、それらの数字に基づいて事業概況の説明をしてほしいと思いました。
対応すべき課題のところは、主に以下の3つの 観点でよくまとまっていたと思います。
- 商品力(割安感のある品ぞろえ、季節ごとの催事に連動した売り場作り)
- サービス(従業員の接客、身だしなみ、衛生管理)
- 生産性向上(教育、効果的な販促費、LED切り替え等節電)
議案決議
議案説明
内容の詳細については企業の開示資料に譲ります。
説明は平邦雄社長による原稿の朗読によるものでした。
(社長の外見はふくよかですが、眼光は鋭いというのが個人的な印象です。 )
Q&A
計2名からの質疑が行われました。答弁は社長がすべて対応していました。

1.店舗のお惣菜・お弁当について、脂っこいものが多い。足りないものを追加で一品とか買いにくい。
2.掲示板の運営の仕方を改善してほしい。掲示板のやり取りが活発な店舗はお客様も多いように思う。
3.優待(お買物券)を改善してほしい。
まず、お客様としてご愛用頂いていることに感謝を述べ、質問に対しては、いずれに対しても不十分であることは認識している、改善したい、という返答でした。

1.特損について説明してほしい。今後、発生しないようにしてほしい。
2.今期より取りやめとなった株主総会のお土産を復活させてほしい。
特損については、社長として不徳の致すところとしながら、理由は赤字店舗と古いシステムの廃棄によるもの、お土産については他社の動向も見ながら検討する、という返答でした。
質問に対する、社長の真摯な対応については好感が持てました。
採決
議案ごとに出席者の拍手によって採決が行われました。(これにどこまで意味があるのか疑問です。)
その他
最後に、再任も含め新たな全取締役・監査役の紹介が行われました。
総会を通じて、社長が全て答弁していました。それ以外の取締役は起立とお辞儀以外のアクションはなく、全般的にうつ向きがちだったのが残念ながら印象に残っています。
10:45に終了しました。
お土産
Q&Aにもありましたが、今期から取りやめています。
総会に出席するために時間と交通費をかけているので、何かしらお土産をもらいたい気持ちはよくわかりますが、準備の時間と費用もバカにならないですし、それよりも企業の価値をあげてもらいましょう。

総会終了後、昭島駅前のモール。いい雰囲気ですね。