概要
株式会社長大(建設コンサルタント会社。国土基盤整備・保全分野のコンサルタント業務。その他、環境・新エネルギー、地域創生関連のコンサルタント、ICT関連業務。)
第53期:2020年9月期
定時株主総会:2020年12月18日 10時
インターネット議決権行使:不可(三菱UFJ信託銀行)
選択した議決権行使の方法:総会出席
議決権行使
議決権行使の内容は以下の通り。
会場
中央区立日本橋公会堂 4階ホール (水天宮前駅徒歩4分)
2階もある400人くらいは入れそうな大きなホールで、出席者は30名弱。
会社関係者が多い様子で、冒頭の社長の一礼に拍手で迎える一群もいらっしゃいました。

株主総会
事業報告
報告の形式
映像とナレーションで行われました。
球磨川の氾濫と被害のセンセーショナルな映像でスタートし、災害復興において果たしている役割の説明や会社の事業紹介例が続きます。
紹介事例自体とその内容、例えば橋梁やペデストリアンデッキ(歩道橋)のデザイン等とても良く、30分近い映像プログラムでしたが全く飽きない良い内容でした。
報告内容
業績としては受注15.6%増、売上6.7%増、利益1割増という結果でした。
映像の中に合った紹介事例(一部)は以下の通りです。
- 国立競技場のペデストリアンデッキ設計
- アワイチ(淡路島一周のサイクリングコース)のルート整備
- 防災リスクマネジメント事例
- MaaSへの展開
- 量子コンピューターを用いた配電網のロスに関する特許
- 内閣府スーパーシティ構想への参画
- フィリピンにおけるPPP(Public Private Partnership) 事業
この中で特に、フィリピンにおけるPPP事業がベストプラクティスとして国連から表彰を受け、その流れで国連への出向者や人のネットワークができているというところが特に印象に残っています。
また、働き方として、在宅テレワークの促進(最大80%)や社内承認の電子化を進め残業が削減されていること、東京労働局から子育てサポート企業として「プラチナくるみん認定」を受けるなど、従業員が働きやすい環境にあることが伝わりました。
議案決議
議案説明
議案については、上に貼ってある議決権行使をよろしければご参照ください。
補足として、持株会社でも配当に関する方針は変えないこと、そのため剰余金の処分の議案において利益剰余金を持株会社に引き継ぐこと、持株会社は監査等委員会設置会社とすることなど説明がありました。
Q&A
質疑や発言はありませんでした。
映像における説明とその内容に十分納得感があったことも多分に効いていると思います。
採決
議案ごとに、拍手、議決権行使書による賛成も含め、可決されました。
10:58に閉会。
閉会後、取締役・監査役の全員についてそれぞれ紹介がありました。
後記
社員と思われる会場のスタッフは年配の方が多かったように思います。社長は手慣れた様子で落ち着いて議事を進行していました。
30分と長い映像プログラムの内容の濃さから、多岐に及んでいる事業内容への理解が進み、またそれを支える人材への自信がうかがえました。
スタッフさんの話だと例年このくらいのボリュームだそうなので来年も楽しみにしていますとお伝えいたしました。
総会後の満足感としては、これまで出席した中で1番です。
アイキャッチは中央区立日本橋公会堂の外観です。イチョウがきれいで日が当たる時間だともっと良かった。
