概要
株式会社長谷工コーポレーション(マンション建設トップゼネコン)
第102期:2019年3月期
定時株主総会:2019年6月27日
議決権行使の方法:総会出席インターネット
(どちらも主力銘柄なので迷っていたのですが同日にあるTPRの株主総会の方に出席することにし、長谷工はインターネットで議決権を行使しました 2019/06/25)
議決権行使の基準
暫定版ですが、以下の基本方針に基づいて議決権行使いたします。
議決権行使の結果
第1号議案:剰余金の配当の件:賛成
一株当たりの配当金70円(通期で80円、総額約240億円)
前期の50円から30円(60%)の増配
配当性向約27%
(自社株買いに関するリリース無し)
第2号議案:定款一部変更の件:賛成
取締役の任期を2年から1年に短縮
積極的に同意する。
第3号議案:取締役13名選任の件:反対
第4号議案:監査役1名選任の件:反対
第3~4号議案について、取締役・監査役の選任に関する議案は一括で、選任後の全体像で判断する。
独立した社外取締役の割合は基準としている1/3を満たしている(5/13)。
全体的に財務周りが弱いように見える。(社外取締役のうち1名は財務のスペシャリストにするというのはどうか。)
女性の比率が低く、また、選考理由の説明について特に社内出身の取締役については具体性の観点で物足りない。
改善を望み、今回の提案には同意しない。
期末の現金等残高は2017年3月期末に約2000億円を超えてから微増で横ばい(時価総額の60%超)。その間積極的に配当を増やしている。今期は、当初、通期で一株当たりの配当金60円を計画していたが、業績に応じ増配を提案している。
足元の投資CFのマイナスは年間200億円規模であり、その比較において現在の現金等残高はバランスを欠いているように見える。
会社説明では「利益の配分については、財務体質の強化のための内部留保を確保しつつ、将来へ向けた成長戦略の投資と株主還元にバランスよく配分」となっている。2000億円を確保して残りを投資と株主還元に配分ということであれば、その大きさが適切かどうかはさておき説明としては納得できる。
提案については、柔軟な配当姿勢を好感し同意する。
成長戦略の投資についての設備投資計画など、今後、より具体的な説明を望む。