【議決権行使】1852 淺沼組 第85期:2020年3月期 賛成:4/5 [内規で定めている取締役会の構成についての丁寧な説明は十分納得]

1852 淺沼組
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概要

株式会社淺沼組(関西系の中堅ゼネコン、創業125年・浅沼家の同族経営会社。歴史的建造物からマンション・高層オフィスビル建設、地域開発・都市開発、環境整備関連・大規模土木施工、リニューアル工事を営む。)

第85期:2020年3月期

定時株主総会:2020年6月26日

インターネット議決権行使:可・旧来型(三井住友信託銀行)

議決権行使の方法:インターネット

議決権行使の基準

以下の基本方針に基づいて議決権行使いたします。

招集通知

議決権行使の結果

招集通知と同封されている資料があればそれを基に議決権の行使を行っています。

それら以外では、マネックス証券の銘柄スカウターや当社の決算短信、ある場合には決算説明資料等も参考にしています。

第1号議案:剰余金の処分の件:反対

一株当たりの配当金216円(中間配当無、総額約17億円)

前期の153円から63円の増配(+41%)

配当性向約40.5%(2021年3月期までの中計において最終年度に配当性向50%以上を目標としている)

自社株買い等に関するリリース無し

現金等残高は約300億円(他に投資有価証券約77億円)

有利子負債約110億円

自己資本比率38%

第5号議案:剰余金を処分する件(株主提案):賛成

一株当たりの配当金を実績EPS(533円)となるように会社提案との差額を配当するもの

配当性向100%を企図した提案(会社提案と合わせ総額約43億円)

剰余金の処分について、第1号の会社提案および第5号の株主提案(ストラテジックキャピタル)と併せて判断する。

投資CFのマイナスは投資有価証券の取得や売却・償還などによりばらつきが大きいため、設備投資額の推移を確認する。過去5期の平均で8~9億円。2020年3月期の設備投資総額は6億円で、主には社内システムの情報関連設備等に係るものとなっている。

営業CFは売上債権の増減により、年によりプラスマイナス大きく振れている。過去5期の平均はプラスの35億円と設備投資や株主還元を十分に賄える水準。

会社提案の増配や2021年3月期の配当性向50%以上とした目標は非常に好意的に見ている。

一方、株主提案のROE低下に対する懸念(招集通知P18)はその通りと考える。(議決権行使助言会社のISSも第5号議案に賛成推奨している。)

当社取締役会の意見(招集通知P19)にある中計3ヵ年で200億円を資金投入する件について、以下のように当社資本コスト(参考:2020年3月期は8.0%)を意識して実施するとしている点は良い。

しかしながら、同じく中計で経営指標としている「ROE10%以上」は低下してきた足元の実績よりさらに低い数字であり、株主提案の懸念に答えるものにはなっていない。

総合的に鑑み、株主提案に同意する。

(当社ホームページにある中期経営計画説明資料より引用、P14)

第2号議案:取締役9名選任の件:賛成

第3号議案:監査役1名選任の件:賛成

第2~3号議案について、取締役・監査役の選任に関する議案は選任後の主に取締役会の全体像を基に一括で判断する。

今回、取締役は8名から1名増員し、9名選任の提案。一時的に1名減員となっていた体制に補充選任する形。

独立した社外取締役の割合は基準としている1/3を満たしている(3/9)。(当社内規においても同様の基準を定めている。)

女性取締役は1名。

取締役候補者について、特に社内取締役の選任理由の説明が通り一遍の内容で具体性に欠けているが、当社内規で定めている取締役会の構成について、丁寧な説明がなされており、またその内容についても十分納得のいくものとなっている。実際の構成もバランス良い。

総じて、提案に同意する。

第4号議案:政策保有株式の売却に係る定款変更の件(株主提案):賛成

投資先企業そのものの事業リスクを超えて、投資先企業が株式を保有する企業のリスクを背負うことは本意ではない。

当社取締役会の意見(招集通知P17)によると連結純資産の10%未満にするとしているが、そのサイズはリスクを無視できるほどに小さくはなく、やはり、保有の基準を定めて公表してほしい。

保有に反対するという立場において、提案に同意する。

議決権行使のための取り組み

議決権行使のための情報開示については、内容そのものや読みやすさなど、企業によって大きな差があります。

主に招集通知とその他の同封資料は企業側から株主に対するメッセージと考えていますが、それらが個人の零細株主目線で、議決権行使をするにあたってどれだけわかりやすいものになっていたかを何らかの形で記録として残したいため、上から目線で恐縮ですが、自身の判断で評価させていただきました。

A・B・C・Dの4段階です。

判定:C

今回の淺沼組の招集通知は、肝心の候補者紹介、選任理由などの部分の文字サイズが小さい点がやや残念に思います。

内容は最低限入れておくべきものにとどまっています。今後どのように経営していきたいのかという社長からのメッセージや株主に対するコミュニケーションなどは特段ありません。

議案については、取締役の構成に関する説明など全体的に丁寧な内容です。一方、対処すべき課題については具体性の点で物足りません。

議決権行使はインターネット対応していますが、ネットにアクセスして16桁のコードと8桁のパスワードを入力後、自身のパスワードを設定して投票する旧来型です。

総合的に鑑みC判定とさせていただきました。

1852 淺沼組
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零細株主生活
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