【議決権行使】1898 世紀東急工業 第72期:2021年3月期 賛成:1/4 [設備投資および戦略投資330億円の期待リターンは]

1898 世紀東急工業
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概要

世紀東急工業株式会社(道路舗装会社、東急グループ。生活基盤創造企業として道路の施工・舗装を中心に、一般土木工事・環境景観工事、基礎舗装資材の製造販売。)

第72期:2021年3月期

定時株主総会:2021年6月23日

インターネット議決権行使:可(三井住友信託銀行)

議決権行使の方法:総会出席

議決権行使の基準

以下の基本方針に基づいて議決権行使いたします。

議決権行使の結果

招集通知と同封されている資料があればそれらを基に議決権の行使を行っています。

それら以外では、マネックス証券の銘柄スカウターや当社の決算短信、ある場合には決算説明資料等も参考にしています。

第1号議案:剰余金の処分の件(会社提案):反対

配当関連指標

一株当たり配当43円通期中間配当無総額17億円
前期配当47円増減配-4円
配当性向33%
自社株買い有り*

(*2021年5月~2022年3月、350万株上限、25億円上限)

資本関連指標

営業CF11億円(5期平均)47億円
投資CF-36億円(5期平均)-33億円
設備投資37億円(5期平均)35億円
現金等残高140億円(5期前)85億円
投資有価証券3億円
有利子負債50億円(5期前)25億円
自己資本比率51%(5期前)37%
ROE13.4%(5期平均)15.3%

第5号議案:剰余金の処分の件(株主提案):賛成

配当性向が100%となる配当を実施すること。

剰余金の処分について、第1号の会社提案および第5号の株主提案(ストラテジックキャピタル)と併せて判断する。

投資CFのマイナスは5期平均で33億円。主には設備投資に資金を必要としており、当期は機材設備や事業用地に係るものとなっている。

営業CFについて、例年は設備投資や配当金を賄うのに十二分な水準だが、当期は11億円にとどまっている。主な要因は売上債権の80億円の増加で、以下の招集通知の説明にある50億円の資金調達について取引先への支払条件改善等とあり、コロナ禍での取引先への時間的猶予を計画的に付与しているものとと見ている。

以下の青色の棒グラフの通り、過去との比較においても高い水準のままであり、猶予している売上債権の回収が進めばさらに高くなってしまう。また、ROE低下の懸念もあり、株主提案に同意する。

ただし、企業側も「配当性向30%程度・総還元性向50%以上を目標」とするなど歩み寄りも見せてきており、反対の度合いも薄れてきている。

引き続き、企業側の動向に注視していく。

(招集通知より抜粋、P23)
(マネックス銘柄スカウターより抜粋)

第2号議案:取締役9名選任の件:反対

第3号議案:監査役1名選任の件:反対

第2~3号議案について、取締役・監査役の選任に関する議案は選任後の主に取締役会の全体像を基に一括で判断する。

独立した社外取締役の割合は基準としている1/3を満たしている(3/9)。

女性取締役は1名。

取締役候補者について、特に社内取締役の選任理由の説明が通り一遍の内容で物足りない。スキルマトリックスの表示は良いと思う。

今回、決算説明会で長期ビジョンおよび中期経営計画が示されているが、2030年のあるべき姿(以下に添付)のKPIがこの程度であれば、現経営陣に当社の経営を任せたいとは思えない。

提案には同意しない。

(決算説明会資料より抜粋、P25)

第4号議案:資本コストの開示に係る定款変更の件(株主提案):取り下げ

ストラテジックキャピタルが毎年提案を続けていた件だが、今回企業側が開示に舵を切ったため後日に取り下げられた。

総評

ストラテジックキャピタルがアクティビストとして関与を始めてから、徐々に開示の姿勢を示してきています。

2030年のあるべき姿について、KPIについては第2~3号議案のところで触れたとおり受け入れがたい内容です。一方、キャッシュフロー配分(以下に添付)の説明や考え方は良いと思います。設備投資および戦略投資330億円による業績の成長がカウントされていないように見えるのですが、投資案件に求める期待リターンなど示していただきたいです。

(決算説明会資料より抜粋、P28)

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