概要
株式会社ダイキアシクス(環境機器メーカー。浄化槽をはじめとする各種水処理設備の製造・施工・販売・維持管理と住宅関連商材の販売、内外装工事。)
第15期:2019年12月期
定時株主総会:2020年3月27日
インターネット議決権行使:不可(三菱UFJ信託銀行)
選択した議決権行使の方法:郵送
議決権行使の基準
以下の基本方針に基づいて議決権行使いたします。
招集通知
議決権行使の結果
招集通知と同封されている資料があればそれを基に議決権の行使を行っています。
それら以外では、マネックス証券の銘柄スカウターや当社の決算短信、ある場合には決算説明資料等も参考にしています。
第1号議案: 剰余金の処分の件:賛成
一株当たりの配当金12円(通期で24円、総額約3億円)
前期から横ばい
配当性向約37%(配当性向に関する方針の記述は見当たらない)
自社株買い等に関するリリース無し
現金等残高は約71億円(他に投資有価証券4億円)
有利子負債約120億円(四季報データ 2019年9月末)
自己資本比率24%
第2号議案: 取締役(監査等委員である取締役を除く。)9名選任の件:反対
監査等委員会設置会社は、監査等委員である取締役も含めた選任後の全体像で合わせて判断することとしている。
取締役(監査等委員である取締役を除く。)は8名から1名増員。
独立した社外取締役の割合は(監査等委員である取締役も含め)基準としている1/3を満たしている(5/12)。
女性取締役はいない模様。
取締役候補者についての選任理由の記載はあるが、一部を除き通り一遍の内容にとどまっている。財務周り以外の事業に関しては社内取締役だけで固められており、ガバナンスが有効に機能している取締役会というイメージは持てない。
総合的に鑑み、提案には同意しない。
議決権行使のための取り組み
判定:C
議決権行使のための情報開示については、内容そのものや読みやすさなど、企業によって大きな差があります。
主に招集通知とその他の同封資料は企業側から株主に対するメッセージと考えていますが、それらが個人の零細株主目線で、議決権行使をするにあたってどれだけわかりやすいものになっていたかを何らかの形で記録として残したいため、上から目線で恐縮ですが、自身の判断で評価させていただきました。
A・B・C・Dの4段階です。
今回のダイキアクシスの招集通知は、文字のサイズは大きめで比較的読みやすい部類に入りますが、内容は最低限入れておくべきものにとどまっています。
今後どのように経営していきたいのかというメッセージや株主に対するコミュニケーションも特段ありません。
補足説明や資料などがあれば、議決権行使の検討もスムースになり、個人投資家としては時間に限りがあるため助かるのですが、特にありません。
総合的に鑑み、C判定とさせていただきました。
投資CFのマイナスは1~28億円と年によるばらつきはあるが、概ね資金のニーズは高い。インド等、海外での販売・製造拠点の整備を進めている。
営業CFも年によるばらつきが大きいが増加傾向で、過去5期の平均は12億円程度。
この間で現金等残高が32億円から71億円へ120%増加している。(2019年12月期に非支配株主からの払込みとして20億円計上している。詳細は不明。)
配当性向は基準としている30%を上回っている。
現金等残高は増加しているが、資金のニーズは高く、配当性向30%を超えている現状は十分と考え、提案に同意する。