概要
大日本塗料株式会社(三菱グループの塗料メーカー)
第136期:2019年3月期
定時株主総会:2019年6月27日
議決権行使の方法:インターネット
議決権行使の基準
暫定版ですが、以下の基本方針に基づいて議決権行使いたします。
議決権行使の結果
第1号議案:剰余金の処分の件:反対
一株当たりの配当金25円(中間配当無、総額約7億円)
前期から変わらず
配当性向約20%(数値目標等の方針不明)
4億円規模の自社株買い実施(総還元性向は30%を超える)
期末の現金等残高は約57億円
第2号議案:取締役9名選任の件:賛成
第3号議案:補欠監査役1名選任の件:賛成
第2~3号議案について、取締役・監査役の選任に関する議案は一括で、選任後の全体像で判断する。
独立した社外取締役の割合は基準としている1/3を満たしている(3/9)。
1名ではあるが女性の独立した社外取締役を増員することに好感が持てる。
選考理由の説明については過去の役職の羅列が主で具体性の観点で物足りないが、全体として提案に同意する。
第4号議案:取締役の報酬額改定の件:賛成
1名増員分プラスアルファの提案
業績を鑑みれば、特に異を唱えるものではない。
剰余金の処分として配当は横ばいとしているところとのバランスは考慮願いたい。
資金のニーズとして今期は約26億円の設備投資を実施しているが、例年はそれほど高くない。また、別に70億円近い投資有価証券を保有している。
資本政策の基本的な方針として
としている。
営業利益(60億円水準)とその利益率(8%台)は安定しているが、ROEは2017年3月期から急減している(15%台から8%台へ)。
方針にある最適なバランスと持続的な成長の実現につながる資本政策が望まれる。