概要
株式会社ユニバーサル園芸社(総合園芸会社。グリーン事業として法人向けの園芸商品レンタル、造園・植栽管理・緑化工事、園芸関連商品小売・卸売とメンテナンス。)
第47期:2020年6月期
定時株主総会:2020年9月26日
インターネット議決権行使:不可(三井住友信託銀行)
議決権行使の方法:郵送
議決権行使の基準
以下の基本方針に基づいて議決権行使いたします。
招集通知
議決権行使の結果
招集通知と同封されている資料があればそれを基に議決権の行使を行っています。
それら以外では、マネックス証券の銘柄スカウターや当社の決算短信、ある場合には決算説明資料等も参考にしています。
第1号議案:剰余金の処分の件:反対
一株当たりの配当金20円(中間配当無、総額約1億円)
前期から変わらず
配当性向14%(配当性向に関する方針の記述は見当たらない)
自社株買い等に関するリリース無し
現金等残高は約33億円(他に投資有価証券約3億円)
有利子負債6百万円
自己資本比率83%
第2号議案:補欠監査役1名選任の件:反対
今回、取締役・監査役の改選はないが、取締役・監査役(補欠監査役を含む)の選任に関する議案は主に取締役会の全体像を基に判断することとしている。
独立した社外取締役の割合は基準としている1/3を満たしていない(0/4)。
女性取締役はいない模様。
前期の招集通知を確認したが、取締役候補者の選任理由の記載がない。情報の開示または説明が不十分。
提案には同意しない。
議決権行使のための取り組み
議決権行使のための情報開示については、内容そのものや読みやすさなど、企業によって大きな差があります。
主に招集通知とその他の同封資料は企業側から株主に対するメッセージと考えていますが、それらが個人の零細株主目線で、議決権行使をするにあたってどれだけわかりやすいものになっていたかを何らかの形で記録として残したいため、上から目線で恐縮ですが、自身の判断で評価させていただきました。
A・B・C・Dの4段階です。
判定:D
今回のユニバーサル園芸の招集通知は旧来型の白黒の小冊子で、内容は最低限入れておくべきものにとどまり、その様式も小さな文字の羅列で読みづらい部類になります。
今後どのように経営していきたいのかという社長からのメッセージや株主に対するコミュニケーションなどは特段ありません。
事業報告について、事業の経過及びその成果や対処すべき課題は企業のそれにはなっていないように思います。
D判定とさせていただきました。
投資CFのマイナスは過去5期平均で3億円程度と、ある程度安定した資金のニーズはある。2020年6月期の設備投資額は同程度の3億円で、主として事業領域の拡大を目的とした投資となっている。
営業CFは事業の拡大に伴い増加傾向で直近では10億円を超えている。
4期前と比較し、売上4~5割増の過程で現金等残高は2倍近くに膨らんでおり、また、8億円ほどあった有利子負債はほぼゼロとなっている。自己資本比率も高い。
成長を続ける当社において資金は事業拡大への充当が最優先だが、バランスを考えれば現状の配当性向は不十分と言わざるを得ない。
提案には同意しない。