概要
株式会社小田原エンジニアリング(巻線機メーカー。モーター用巻線設備の開発・設計・製造・販売と送風機の製造・販売。)
第41期:2019年12月期
定時株主総会:2020年3月27日
インターネット議決権行使:不可(三菱UFJ信託銀行)
選択した議決権行使の方法:郵送
議決権行使の基準
以下の基本方針に基づいて議決権行使いたします。
招集通知
議決権行使の結果
招集通知と同封されている資料があればそれを基に議決権の行使を行っています。
それら以外では、マネックス証券の銘柄スカウターや当社の決算短信、ある場合には決算説明資料等も参考にしています。
第1号議案: 剰余金の配当の件:反対
一株当たりの配当金30円(記念配当10円含む、中間配当無、総額約2億円)
前期から変わらず(2016年12月期から30円で変わっていない)
配当性向約17%(配当性向に関する方針の記述は見当たらない)
自社株買い等に関するリリース無し
現金等残高は約25億円(他に投資有価証券4億円)
有利子負債無し(四季報データ 2019年9月末)
自己資本比率66%
第2号議案: 取締役6名選任の件:賛成
取締役・監査役の選任に関する議案は一括で、選任後の全体像で判断する。
社内取締役1名を減員し社外取締役1名を増員する提案。
独立した社外取締役の割合は基準としている1/3を満たしている(2/6)。
女性取締役はいない模様。
取締役候補者についての選任理由の説明は一人一人丁寧に求められている役割が記載されていて好感が持てる。バランスも適当ではないかと考える。
特に異論なく、提案に同意する。
議決権行使のための取り組み
判定:D
議決権行使のための情報開示については、内容そのものや読みやすさなど、企業によって大きな差があります。
主に招集通知とその他の同封資料は企業側から株主に対するメッセージと考えていますが、それらが個人の零細株主目線で、議決権行使をするにあたってどれだけわかりやすいものになっていたかを何らかの形で記録として残したいため、上から目線で恐縮ですが、自身の判断で評価させていただきました。
A・B・C・Dの4段階です。
今回の小田原エンジニアリングの招集通知は旧来型の白黒の小冊子で、内容は最低限入れておくべきものにとどまり、その様式も小さな文字の羅列で読む側としては読みづらい部類になります。
今後どのように経営していきたいのかというメッセージや株主に対するコミュニケーションも特段ありません。
補足説明や資料などがあれば、議決権行使の検討もスムースになり、個人投資家としては時間に限りがあるため助かるのですが、特にありません。
D判定とさせていただきました。
投資CFのマイナスは年によるばらつきはあるが、過去2期は8億円程度。
営業CFは不安定で、過去2期ともマイナス。主な要因として2018年12月期は売上債権の増加、2019年12月期はたな卸資産の増加。
配当性向は基準としている30%を下回っている。
過去のCFのばらつきが大きく、そこから資金のニーズや事業から得られるであろうCFを推測するのは困難。設備投資の計画や傾向、また配当の方針も見えず、同意できるだけの材料が不足している。