【議決権行使】9436 沖縄セルラー 第30期:2021年3月期 賛成:1/3 [積み上がっている親会社への貸付金]

9436 沖縄セルラー
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概要

沖縄セルラー電話株式会社(電気通信事業サービス会社、KDDIの子会社。沖縄県内で「au沖縄セルラー」として「auショップ」運営とFTTHサービス「auひかりちゅらサービス」、売電「auでんき」を営む。子会社UQモバイル沖縄は格安スマホ関連を販売。沖縄県内トップシェアを確立。)

第30期:2021年3月期

定時株主総会:2021年6月17日

インターネット議決権行使:可(三菱UFJ信託銀行)

議決権行使の方法:インターネット

議決権行使の基準

以下の基本方針に基づいて議決権行使いたします。

議決権行使の結果

招集通知と同封されている資料があればそれらを基に議決権の行使を行っています。

それら以外では、マネックス証券の銘柄スカウターや当社の決算短信、ある場合には決算説明資料等も参考にしています。

第1号議案:剰余金処分の件:反対

配当関連指標

一株当たり配当85円通期162円総額44億円
前期配当145円増減配+17円
配当性向42%
自社株買い有り*

(*2020年5月~2021年4月、46万株、20億円)

資本関連指標

営業CF191億円(5期平均)149億円
投資CF-131億円(5期平均)-108億円
設備投資56億円(5期平均)72億円
現金等残高31億円(5期前)30億円
投資有価証券*2億円
有利子負債3億円(5期前)7億円
自己資本比率81%(5期前)81%
ROE11.8%(5期平均)12.0%
*他に関係会社への短期貸付金が295億円

投資CFのマイナスは5期平均で108億円。主には設備投資で5期平均72億円で他には関係会社への短期の貸付を行っている。

設備投資について、近年は海底ケーブル事業への投資が多かったが当期はその反動減で比較的少なめだった。今期の予想額は125億円となっている。

営業CFは、5期平均で149億円と設備投資や配当を賄うのに十分な水準。その上で、余資を親会社であるKDDIを通じて関係会社へ貸付けている模様(添付、前年の有報の説明より)で、それが300億円近くに積み上がっており余力は十二分にある。

添付の決算資料の通り、企業価値向上への取り組みとして20期連続で増配を続けていることは高く評価できる。

一方、余資を安定した運用に回すことは、将来の設備投資の備えや安定した配当の観点から同意できるが、親会社への貸付けという点については株主平等の原則から同意できない。

配当としては十分であるが、剰余金の処分として、提案には同意しない。

(2020年3月期有価証券報告書より抜粋、P64)
(2020年3月期有価証券報告書より抜粋、P65)
(決算資料より抜粋。P32)

第2号議案:取締役9名選任の件:反対

独立した社外取締役の割合は基準としている1/3を満たしていない(2/9)。(東証には3名届け出ているが、3名のうち1名は1991年の設立時に就任し30年で、独立と言うには無理があると考えカウントしていない。)

女性取締役はいない模様。

取締役候補者についての選任理由の説明は、一人一人丁寧に書かれている。

取締役の構成は、KDDI出身4名、プロパー2名、社外は弁護士・大学教授・メディア(琉球放送)。親会社のKDDIに対し、プロパーと社外のメンバーでバランスがとれているとは伝わらない。

総じて、提案には同意しない。

第3号議案:役員賞与支給の件:賛成

報酬の額の多寡はわからないが、 会社の業績を勘案すれば異論はない。

総評

関係会社への貸付けについて、説明からは今後の方針などはっきりとはわかりません。

その上での理解ですが、親会社の立場からすれば、時価総額ベースで持分700億円として300億円借りられれば、他の一般株主に比べざっくりネットで半額程度の価格で投資できている計算になります。(もちろん取得コストはずっと低いはずで、金利コストも発生していますが。)

沖縄セルラーに限った話ではありませんが、上場している企業が親会社へ貸し付けを行うことについて、株主平等の原則に基づき、マイノリティシェアホルダー保護の観点で何らかのルールがあったほうが良いと考えています。

9436 沖縄セルラー
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